Stanislav Bunin(スタニスラフ・ブーニン)は、管理人がこの世で最も敬愛するピアニストです。 彼は1966年にソ連時代のモスクワに生まれました。父にピアニストのスタニスラフ・ネイガウス、 祖父には同じくピアニストのゲンリヒ・ネイガウスを持ち、さらに祖先にポーランドの作曲家 カロル・シマノフスキを持っています。 4歳から母にピアノの手ほどきを受け、その後も英才教育を受けます。そして、1983年には史上最 年少の17歳でロン=ティボー国際コンクール優勝。翌1984年よりショパン研究家のセルゲイ・ドレ ンスキーに師事しました。 1985年には弱冠19歳でショパン国際ピアノコンクールでも優勝しています。 このときのop.34-3(通称:猫のワルツ)の高速演奏はとりわけ有名で、曲目の間では拍手しない コンクールであるにもかかわらず、演奏がおわるやいなや聴衆が感激のあまり拍手してしまうとい う異例の事態が起こりました。 また、ブーニンは「コンチェルト賞」と「ポロネーズ賞」も同時に受賞しています。 この回のショパンコンクールの模様は日本では「NHK特集」で大々的にとりあげられ、「ブーニン ・フィーバー」と呼ばれる社会現象にまで発展しました。 そんなブーニンですが、ヨーロッパではハナっから相手にされていなかったようです。オマケに 最近では、日本人にスポイルされてしまった影響か表舞台にもめったに出てきてくれなくなって しまいました。……とまあ、そんな愚痴めいたことは置いといて( ̄∇ ̄;)

ここまで長々とブーニンについて紹介しましたが、はっきりいって彼の魅力はどんな言葉 を使おうとも言葉なんぞではまったく伝えられません。 これに関しては実際に演奏を聴いていただくのが一番てっとり早いと思います。下にリンクを張って おきますので、よろしければどうぞ。

・ブーニン演奏リンク集

 ・Bunin in International Chopin Piano Competition

  ・op.15-2 Nocturne No.5 in F sharp major

  ・op.10-12 Etude No.12 in C minor "Revolutionary"


「革命」と呼ばれるやつです。ミスタッチが多いですが、迫力があります。 かなりあっさりした演奏だと一般的に言われていますが、そこがまたイイんです。

  ・op.25-8 Etude No.8 in D flat major


一番上のノクターンと同じ動画です。これまたあっさりした弾き方です。 「革命」よりも圧倒的にマイナーですが、じつはこちらのほうが好きだったりします。

  ・op.54 Scherzo No.4 in E major

  ・op.52 Ballade No.4 in F minor


かなり音小さめです。お使いの環境にもよりますが、音量最大をオヌヌメします。

  ・op.34-3 Valse No.4 in F major "Valse Brillante"


これも音小さめ。上にも書いた超高速演奏で有名な「猫のワルツ」です。とても楽しそうに弾くので、見ているこちらまで楽しくなります。

  ・op.53 Polonaise No.6 "Heroique" in A flat major


「英雄ポロネーズ」です。ショパンコンクールの演奏の中ではこれが一番好きです。

  ・op.58 Piano Sonata No.3 in B minor 4th mov. Finale;Presto ma non tanto


第4楽章だけで、しかもなぜか途中から始まりますが素晴らしい演奏です。

  ・op11 Piano Concerto No.1 in E minor


三楽章


オヌヌメは第3楽章です。

 ・その他

  ・op.58 Piano Sonata No.3 in B minor(1986, モスクワ音楽院ライヴ)


4楽章

  ・op.25-1 Etude No.1 "Aeolian harp" in A flat major

  ・op64-1 "Minute waltz" in D flat major

  ・Bach イタリア協奏曲 BWV971 MOV3



・幻想ポロネーズ




TOPにもどる
Stanislav Bunin 出典:https://www.youtube.com/watch?v=TlYMpSnlzwQ Stanislav Bunin(スタニスラフ・ブーニン)は、管理人がこの世で最も敬愛するピアニストです。 彼は1966年にソ連時代のモスクワに生まれました。父にピアニストのスタニスラフ・ネイガウス、 祖父には同じくピアニストのゲンリヒ・ネイガウスを持ち、さらに祖先にポーランドの作曲家 カロル・シマノフスキを持っています。 4歳から母にピアノの手ほどきを受け、その後も英才教育を受けます。そして、1983年には史上最 年少の17歳でロン=ティボー国際コンクール優勝。翌1984年よりショパン研究家のセルゲイ・ドレ ンスキーに師事しました。 1985年には弱冠19歳でショパン国際ピアノコンクールでも優勝しています。 このときのop.34-3(通称:猫のワルツ)の高速演奏はとりわけ有名で、曲目の間では拍手しない コンクールであるにもかかわらず、演奏がおわるやいなや聴衆が感激のあまり拍手してしまうとい う異例の事態が起こりました。 また、ブーニンは「コンチェルト賞」と「ポロネーズ賞」も同時に受賞しています。 この回のショパンコンクールの模様は日本では「NHK特集」で大々的にとりあげられ、「ブーニン ・フィーバー」と呼ばれる社会現象にまで発展しました。 そんなブーニンですが、ヨーロッパではハナっから相手にされていなかったようです。オマケに 最近では、日本人にスポイルされてしまった影響か表舞台にもめったに出てきてくれなくなって しまいました。……とまあ、そんな愚痴めいたことは置いといて( ̄∇ ̄;) 出典:https://artist.cdjournal.com/d/-/1163003958 ここまで長々とブーニンについて紹介しましたが、はっきりいって彼の魅力はどんな言葉 を使おうとも言葉なんぞではまったく伝えられません。 これに関しては実際に演奏を聴いていただくのが一番てっとり早いと思います。下にリンクを張って おきますので、よろしければどうぞ。 ・ブーニン演奏リンク集  ・Bunin in Chopin Piano Competition   ・op.15-2 Nocturne No.5 in F sharp major    かなり長い動画なので該当箇所を自力で見つけるのは大変ですが、ちゃんと説明欄から飛べるようになっています。   ・op.10-12 Etude No.12 in C minor "Revolutionary"    「革命」と呼ばれるやつです。ミスタッチが多いですが、迫力があります。    また、かなりあっさりした演奏だと一般的に言われていますが、そこがまたイイんです。   ・op.25-8 Etude No.8 in D flat major    一番上のノクターンと同じ動画です。これまたあっさりした弾き方です。    「革命」よりも圧倒的にマイナーですが、じつはこちらのほうが好きだったりします。   ・op.54 Scherzo No.4 in E major   ・op.52 Ballade No.4 in F minor    かなり音小さめです。お使いの環境にもよりますが、音量最大をオヌヌメします。   ・op.34-3 Valse No.4 in F major "Valse Brillante"    これも音小さめ。上にも書いた超高速演奏で有名な「猫のワルツ」です。とても楽しそうに弾くので、見ているこちらまで楽しくなります。   ・op.53 Polonaise No.6 "Heroique" in A flat major    「英雄ポロネーズ」です。ショパンコンクールの演奏の中ではこれが一番好きです。   ・op.58 Piano Sonata No.3 in B minor 4th mov. Finale;Presto ma non tanto    第4楽章だけで、しかもなぜか途中から始まりますが素晴らしい演奏です。   ・op11 Piano Concerto No.1 in E minor    オヌヌメは第3楽章です。  ・その他   ・op.58 Piano Sonata No.3 in B minor   ・op.25-1 Etude No.1 "Aeolian harp" in A flat major   ・op64-1 "Minute waltz" in D flat major   ・Bach イタリア協奏曲 BWV971 MOV3 TOPにもどる